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フィンランドのエリーナ・ヴァルトネン(Elina Valtonen)外相は、香港の英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストの取材に対し、欧州の領土一体性を米国との関係における「レッドライン」と位置づける考えを明らかにした。
同外相の発言は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領がデンマーク領グリーンランドの買収に繰り返し言及していることを念頭に置いたものとみられる。ヴァルトネン外相は「領土一体性は確実にレッドラインである」と述べ、フィンランドが国連憲章および各国の領土主権・独立性の堅守に取り組む立場を改めて示した。
また同外相は「必要に応じて、手元にある手段を通じて対応せざるを得ない場合もある」とも語り、欧州各国が領土に関する原則の侵害に対して何らかの対抗措置を講じる可能性に言及した。具体的な手段については明言を避けたものの、外交・経済面を含む幅広い選択肢を視野に入れているものとみられる。
米国によるグリーンランド買収への言及は、欧州各国の間で欧米関係の今後を懸念する声を広げている。フィンランドをはじめとする欧州諸国は、既存の国際秩序と各国の主権尊重を基本原則として維持するよう訴えを強めており、今回のヴァルトネン外相の発言もその流れに沿ったものといえる。