BREAKING

ホルムズ海峡の混乱で船員が食料・水不足に直面 国連海事機関が人道的懸念を表明

元記事公開:

国連海事機関(IMO)のアルセニオ・ドミンゲス事務局長は、ペルシャ湾およびホルムズ海峡周辺で足止めされている船舶の乗務員が、食料や真水の不足など深刻な人道的状況に置かれていると警告しました。

IMOの発表によると、イラン情勢の緊迫化に伴い、同海域では船舶への攻撃が29件発生し、少なくとも10人の船員が命を落としています。さらに、複数の船舶が押収・拘留される事態も起きているとのことです。

ホルムズ海峡が数週間にわたり事実上閉鎖されたことで、多くの船舶が進路変更や長期の待機を余儀なくされています。乗務員は物資の不足に加え、先行きの見えない状況による精神的な負担にも直面しており、心身の健康への影響が懸念されています。日常的な補給ルートが断たれたことで、生活に必要な基本的な物資の確保すら困難になっている船舶もあるとみられます。

ホルムズ海峡は世界の石油流通の約3割が通過する要衝であり、その機能停止は国際的なエネルギー供給や経済にも広範な影響を及ぼしています。紛争地域における船舶攻撃の増加は、国際海運全体の安全に対する懸念を一層高めるものです。

IMOは国際社会に対し、海上における安全の確保と乗務員の保護を最優先課題として取り組むよう求めています。数千人の海員が異国の海域で危険にさらされながら、本国との連絡も限られた状態が続いており、人道的支援体制の早急な強化が必要とされています。