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香港警察は、ホームレスを対象とした一連の窃盗事件に関連して男2人を逮捕したと発表した。事件は九龍半島の油尖旺(ヤウツィムモン)地区で発生し、被害総額は約14万2,000香港ドル(約270万円)に上るとされる。
油尖旺地区の警察官フランキー・チウ氏は土曜日の記者会見で、「4月初旬から窃盗事件の増加を把握し、捜査を開始した」と説明した。捜査では情報分析に加え、香港警察が推進する「スマートビュー」スキームに基づく監視カメラを含む大量のCCTV映像の検証が行われ、容疑者の特定につながったという。
今回の事件では、ホームレスの人々が日中に外出している間を狙い、路上や公共空間に残された所持品が盗まれる手口が繰り返されていた。社会的に脆弱な立場にある人々が標的となった点で、地域社会にとっても深刻な問題といえる。
警察は、同地区で類似の犯罪パターンが他にも存在しないか引き続き調査を進めている。今回の逮捕により、未解決となっていた複数の窃盗事件についても解明が進む可能性がある。
香港では近年、監視カメラの活用や情報技術を駆使した犯罪捜査が強化されており、今回の事件でもそうした取り組みが成果を上げた形となった。被害に遭ったホームレスの人々への支援体制がどのように整えられるかについても、今後の対応が注目される。