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ポリマーケット、米規制後もパナマ拠点で運営継続

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予測市場の大手プラットフォーム「ポリマーケット(Polymarket)」が、米国の規制当局による閉鎖命令を受けた後もパナマに拠点を移し、事業を継続している。米公共放送NPRの調査報道によれば、パナマにあるとされる同社の本部は所在地が明確でなく、外部からのアクセスも困難な状況にあるという。

米国では2022年、当局が違法性を理由にポリマーケットを一時的に事業停止に追い込んだ。しかし同社はその直後にパナマへ法人拠点を移転し、現在もサービスは広く利用されている。拠点としてパナマが選ばれた背景には、同国が提供する税制上の優遇措置や法的保護があるとみられる。

予測市場とは、政治・経済・社会情勢など多岐にわたる事象の結果に対して対価を賭け、その確率を価格として可視化するプラットフォームを指す。ポリマーケットはこの分野で特に利用者数が多く、選挙や国際情勢の見通しを示す指標としても参照されてきた。パナマへの移転後は、米国の規制の及びにくい環境のもとで運営が続けられている。

NPRの報道は、規制回避地として機能するパナマの現状と、国境を越えて提供されるデジタルサービスに各国の規制が及びにくい構造的な課題を浮き彫りにしている。編集部としては、予測市場をめぐる規制と国際的な法域選択の動きを引き続き注視する。