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マレーシア、大阪に貸与された象3頭の返還を要請 気候や飼育環境への懸念

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マレーシアのアーサー・ジョセフ・クルップ自然資源・環境持続性大臣は、同国のズー・タイピング(Zoo Taiping)およびナイト・サファリ(Night Safari)から大阪の施設に送られたマレーシア象3頭について、返還を求める意向を表明した。

返還要請の背景には、日本の気候が象の飼育に適していないのではないかという懸念がある。象は本来、高温多湿の熱帯気候に適応した動物であり、四季の寒暖差がある日本の環境との相違が指摘されている。加えて、3頭のうち1頭「ケラート(Kelat)」が負傷したとの情報も、要請の根拠として挙げられている。

マレーシア国内では動物福祉への関心が高まっており、先週金曜日には動物愛護団体のメンバーらが自然資源・環境持続性省の前に集まり、象の返還を訴えた。ケラートの負傷が具体的な事例として注目を集め、世論の後押しとなっている。

象は知能が高く社会性に富む動物であり、飼育環境の急激な変化がストレスや健康上の問題を引き起こす可能性があるとされる。動物園間の国際的な動物の移動においては、受け入れ先の環境や飼育体制が十分に整っているかどうかが重要な論点となる。

今後、マレーシア政府と日本側の受け入れ施設との間で、象の健康状態の確認や飼育環境の改善策を含む協議が進められる見通しである。両国間の対話の行方が注目される。