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マレーシアとシンガポール、RTS Link駅への国境法適用を可決

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マレーシアとシンガポールの議会は5日、シンガポール側のRTS Link(ラピッド・トランジット・システム・リンク)駅の指定区域に、マレーシアの国境法を適用することを認める法案をそれぞれ可決した。両国を結ぶ越境鉄道プロジェクトの共同運用に向け、法的枠組みの整備が進んだ形となる。

RTS Linkは、マレーシア・ジョホール州とシンガポールを結ぶ通勤鉄道で、開通すれば両国間の往来が大幅に改善されると期待されている。今回の法案は、シンガポール側の駅施設内でマレーシアの税関・出入国管理当局が業務を行うための法的根拠を与えるものとされる。乗客が一カ所で両国の出入国手続きを済ませられる「コ・ロケーション」方式の導入が念頭に置かれているとみられる。

一方、両国の議会では、法的権限や司法管轄の範囲をめぐり複数の議員が懸念を表明した。国境をまたぐ施設で複数国の法律を適用する仕組みは、国家主権に関わる論点を含むため、運用ルールの詳細をどのように定めるかが今後の焦点となる。

両国はRTS Linkの実現に向け、過去数年にわたり協議を重ねてきた。今回の可決は、事業推進に向けた重要な一歩と位置づけられる。