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米トランプ政権、パキスタン仲介でイランとの協議へ 特別使節ら派遣
トランプ(Donald Trump)米大統領の特別使節スティーブ・ウィトコフ(Steve Witkoff)氏と、前政権でホワイトハウス上級顧問を務めたジャレッド・クシュナー(Jared Kushner)氏が、4月25日にパキスタンの首都イスラマバードを訪問し、イランとの協議に臨む予定であることが明らかになった。ホワイトハウス報道官カロリン・リーヴィット(Karoline Leavitt)氏が4月24日に発表した。
今回の協議は、パキスタン政府が仲介役を務める形式で行われるとみられる。米国とイランは1979年のイラン革命以降、長年にわたり対立関係にあり、直接対話の機会は極めて限られてきた。そのため、第三国を介した間接的な対話の枠組みが外交上重要な役割を担っている。
ウィトコフ氏は、トランプ政権において中東地域の外交を統括する特別使節として活動している。クシュナー氏は前トランプ政権時代に中東和平交渉を推進した実績を持つ。両氏の派遣は、再発足したトランプ政権がイランとの対話チャネル構築に本格的に乗り出していることを示すものといえる。
パキスタンはイランおよびアフガニスタンと地政学的に深いつながりを有しており、地域の安定に向けた仲介役として機能し得る立場にある。長年にわたり緊張状態が続いてきた米国とイランの関係に、今回の協議がどのような変化をもたらすのか、国際社会の関心が集まっている。