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中国商用飛行機(Comac)が開発した国産ナローボディ旅客機C919の納入計画に遅れが生じています。2026年第1四半期の納入数は計3機にとどまり、中国南方航空(チャイナサザン・エアラインズ)に2機、中国国際航空(エアチャイナ)に1機が引き渡されたのみとなりました。
同社は年間30機以上の納入目標を掲げていましたが、目標と実績の乖離が拡大しています。2025年の納入実績は15機で、当初設定していた75機という目標には遠く及びませんでした。サプライチェーンの混乱を受けて目標を引き下げた後も、計画どおりの納入が実現できない状況が続いています。
納入ペース鈍化の背景には、エンジン調達の課題があるとみられています。C919は現在、仏サフランと米GEの合弁会社CFMインターナショナル製のLEAP-1Cエンジンを搭載しており、供給体制の安定化が量産の鍵を握っています。
C919の商業運用は、国産化推進と国際競争力の強化という中国の重要な産業戦略を担っています。エアバスA320やボーイング737と同じナローボディ市場への参入を目指す同機にとって、部品供給体制の整備がプロジェクトの成否を左右する重要な要素となっています。
今後、中国が国産エンジン「長江CJ-1000A」の実用化を含めたサプライチェーンの国産化をどのように進めるかが、C919の量産体制確立に向けた焦点となりそうです。