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中国本土株と香港株の価格格差が縮小――海外投資家の再評価が背景に

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中国で二重上場する企業の株式について、本土上場株(A株)と香港上場株(H株)の価格格差が急速に縮小し、一部では逆転する動きが確認されている。グローバル投資家による中国テクノロジー企業への評価が見直されるなかで、従来の価格構造に大きな変化が生じているとみられる。

市場の動向を端的に示す指標が「ハンセンAHプレミアム指数(Hang Seng AH Premium Index)」である。同指数は、中国本土の証券取引所と香港証券取引所の双方に上場する同一企業について、本土株が香港株をどの程度上回っているかを数値化したものだ。これまで本土株が香港株よりも高く評価される傾向が長く続いてきたが、直近の取引では同指数が120を下回る水準まで低下している。2024年2月に157.89という高値を記録していたことを踏まえると、わずか2年余りでの縮小幅は際立つ。

従来、本土の個人投資家が豊富な資金を保有する一方で、海外機関投資家の本土市場へのアクセスが限定的であったことから、A株にはプレミアム(上乗せ評価)が形成されてきた。しかし近年、国際的な資金が中国テクノロジー企業に対する見方を転換させつつあり、香港市場への資本流入が増加しているとみられる。

この動きは、規制環境の変化とあわせて、中国市場の国際化がさらに進展していることを示唆するものといえる。今後、AHプレミアムの縮小傾向が定着するかどうかは、国際資金の流入ペースや中国当局の市場政策に左右される部分が大きく、引き続き注視が必要である。