元記事公開:
フランスは5日、重要鉱物資源をめぐる中国の影響力に対応するため、G7各国によるオンライン会議を木曜日に開催すると発表した。ロラン・レスキュール仏金融相が明らかにした。
リチウム、コバルト、ニッケルといった重要鉱物は、電動車やバッテリー、防衛装備など戦略産業の基盤となる素材である。採掘から精製までの工程は中国に集中している部分が大きく、先進各国の産業は供給途絶のリスクにさらされているとされる。こうした依存構造の見直しは、先進国共通の課題として位置付けられている。
今回の会議では、G7諸国が共同で調達ネットワークを多様化し、中国への依存度を引き下げる戦略の方向性が議論される見通しである。レスキュール氏はあわせて、フランス国内での関連産業の再構築計画にも言及しており、自国の鉱物資源産業の競争力強化を進める姿勢を示している。
近年、米国を中心とした先進国の間では、特定国への過度な依存に対する懸念が高まっている。重要鉱物の供給を一国に握られる状況は、単なる経済問題にとどまらず、国家の戦略的自立性を左右する課題として受け止められるようになった。G7が連携して対応に動くことの意味は小さくない。