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北京でペルシャ古楽を奏でるイラン人兄弟――音楽ワークショップを開設し、伝統文化の発信に取り組む
北京市内で開かれた演奏会で、ペルシャの古楽器が奏でる悠久の旋律が会場を包んだ。舞台に立ったのは、イラン出身の双子の兄弟、マジッド・シャマエエザデ氏とマッスード・シャマエエザデ氏である。
兄弟はこのほど北京市内に音楽ワークショップを開設した。先日行われたコンサートでは、家族5人の奏者が出演し、ペルシャの伝統楽器による合奏を披露している。
マジッド氏は取材に対し、「演奏するたびに、故国イランのことを思います。私たちの音楽には、悲しみや喜び、そして故郷への思慕など、さまざまな感情が込められています」と語った。
イランでは社会情勢の不安定な状況が続いており、兄弟にとって音楽は単なる芸術活動にとどまらない意味を持つ。祖国への思いを表現する手段であると同時に、異なる文化圏の人々との対話を生む架け橋としての役割も担っている。
東洋と西洋、古代と現代が交差する北京という都市において、ペルシャの伝統音楽は新たな文脈のもとで響きを増している。兄弟のワークショップには現地の音楽愛好家も訪れており、文化交流の場として機能し始めているという。
紛争や混乱のさなかにあっても、音楽や文化が人々の心をつなぎ合わせる力を持つことを、兄弟の活動は静かに示している。今後の展開が注目される。