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南アフリカ・ラマフォーサ大統領、自由の日式典で汚職への警戒を呼びかけ

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南アフリカのシリル・ラマフォーサ(Cyril Ramaphosa)大統領は、同国32回目の「自由の日」を記念する式典をフリーステート州ブルームフォンテーン市のマンガウンで開催し、国民に向けて演説を行った。

大統領は演説のなかで、1994年に樹立された民主的な社会契約を改めて確認するよう呼びかけるとともに、「盗まれた1ランドは、われわれの民主制への攻撃である」と述べ、汚職に対する強い警戒を示した。アパルトヘイト体制の終焉から30年以上が経過した現在も、経済的自由と社会正義の実現に向けた道のりは途上にあるとの認識を併せて表明している。

南アフリカでは近年、政府機関や国営企業を巡る汚職問題が繰り返し指摘されてきた。前ズマ政権時代に深刻化した「国家捕獲(state capture)」と呼ばれる構造的汚職の影響は現在も残っており、国民の間では政治への信頼回復を求める声が根強い。ラマフォーサ大統領は就任以来、反汚職を政策の柱のひとつに掲げてきた経緯がある。

今回の演説では、解放闘争で犠牲となった人々の功績に敬意を表しつつ、その遺産を守り続けることの重要性が改めて強調された。市民と政府が一体となり、憲法に基づく民主的価値を堅持していくことが、真の自由の実現に不可欠であるとの認識が示されたかたちである。