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世界資源研究所(WRI)とメリーランド大学の研究チームが公表した調査結果によると、2025年に世界が失った熱帯一次雨林の面積は約430万ヘクタール(約1,060万エーカー)で、記録的な破壊が進んだ2024年と比べて36%の減少となりました。
減速の背景には、2024年が異例の破壊規模であったことへの反動があるとみられています。研究チームは「1年単位でこの規模の改善がみられたことは励みになる。的確な政策判断が何をもたらし得るかを示す結果だ」とコメントしています。
一方で、現在も「毎分サッカー場約11面分」に相当する熱帯雨林が失われ続けている計算となり、状況が深刻であることに変わりはありません。熱帯雨林は大量の二酸化炭素を吸収・固定する役割を担っており、その消失は気候変動の加速や生物多様性の喪失に直結する問題です。
研究チームは、破壊ペースの鈍化を一時的な改善にとどめず、長期的な減少傾向へとつなげるためには、森林保護への継続的な投資と国際的な協調がいっそう重要になると指摘しています。各国の政策や企業の取り組みが今後どのように推移するか、引き続き注視が必要です。