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米国政府が月周回宇宙ステーション「ルナゲートウェイ(Lunar Gateway)」の計画を凍結する方針を示したことを受け、日本の宇宙開発計画への影響が注目されている。
ルナゲートウェイは、米国主導の月面探査計画「アルテミス(Artemis)」の中核構想として位置付けられてきた。アルテミス計画は人類の月面帰還を目指す国際的な取り組みであり、近年は有人宇宙飛行において深宇宙到達の新たな記録を達成するなど、着実な進展を見せていた。
日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、月周回ステーションの実現に向けて必要となる新技術の開発を進めてきた。しかし今回の米国の政策転換により、これまで開発してきた技術の活用先が不透明になる可能性が生じている。ルナゲートウェイは複数の国の技術を組み合わせた国際協力プロジェクトであり、一国の判断が参加各国の計画に連鎖的な影響を及ぼしうることが、改めて浮き彫りとなった。
JAXAは米国の方針転換に対し、公式には外交的な対応を取るものとみられている。同時に、今後は月面探査ロボット(ローバー)の開発に重点を移す方向で検討が進められているとの見方もある。
国際的な月面探査の枠組みは今後、より柔軟で実現性の高い計画へと再構成を迫られる可能性がある。日本としても、国際協力の在り方を含めた戦略の再検討が求められる局面といえる。