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韓国の青少年による医療用医薬品の乱用が、喫煙よりも高い割合で広がっていることが明らかになりました。韓国・国立青少年政策研究所(NYPI)が中高生3,384人を対象に実施した調査によると、非医療目的で向精神薬を使用した経験のある青少年は全体の5.2%に上り、同年代における喫煙経験者の比率を上回る結果となっています。
調査では、乱用の対象となっている医薬品として、注意欠陥多動性障害(ADHD)治療薬、不安緩和薬、睡眠薬といった処方医薬品が挙げられています。本来は医師の指導のもとで使用されるべきこれらの薬剤が、医療目的以外で用いられている実態が浮き彫りとなりました。
医薬品乱用が喫煙よりも広がっている背景には、医薬品へのアクセスのしやすさや、処方薬のリスクに対する認識の不足があるとみられています。たばこについては長年にわたる啓発活動や規制強化が進められてきた一方で、処方薬の不適切な使用に関しては、青少年への教育や周囲の大人の意識が十分に追いついていない可能性が指摘されています。
成長段階にある青少年が医療用医薬品を不適切に使用した場合、依存症の発症や深刻な健康被害につながるリスクがあります。今回の調査結果を受け、青少年に対する医薬品リテラシー教育の充実や、処方薬へのアクセス管理の強化が急務であるとの声が高まっています。
編集部では、今後も各国における青少年の健康に関わる動向を注視してまいります。