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首相・外相との信頼関係に亀裂
イギリス外務省の事務方トップを務める高官が、キール・スターマー首相とイベット・クーパー外相の信頼を失ったとして辞任する見通しとなった。複数の関係者が4月16日、明らかにした。
マンデルソン氏の審査めぐり対立
辞任の背景には、ピーター・マンデルソン氏のセキュリティ審査をめぐる省内外の調整で、政治指導部との間に生じた対立があるとされる。マンデルソン氏は労働党の重鎮として知られる人物で、その処遇や人事配置の適否について、省内と政権中枢で見解が分かれたと伝えられている。審査手続きの運用や情報共有の在り方についても、事務方と政治指導部の間に溝があったとみられる。
公式発表は限定的
現時点で、辞任する高官の氏名や退任の具体的な時期は公式には公表されていない。英政府からの正式な声明も出ておらず、後任人事の見通しも明らかになっていない。
外交運営への影響
事務方トップの急な交代は、スターマー政権下での官邸と外務省の関係や、安全保障に関わる人事決定プロセスのあり方に、あらためて注目を集めることになりそうだ。外交実務の中核を担うポストの空席は、当面の政策運営に一定の影響を及ぼす可能性がある。編集部では続報を追う。