元記事公開:
複数インターンに挑む学生増加、企業が重視するのは「数」より「質」
就職市場での競争が厳しさを増すなか、複数のインターンシップに同時並行で取り組む学生が増えている。「スタッキング」と呼ばれるこの戦略は、履歴書を充実させ、採用競争での優位性を確保する狙いがあるとされる。
一方で、実際に学生を採用する企業側の評価は必ずしも「数」に比例しないようだ。事業主のケルビン・カオ(Kelvin Kao)氏は、インターンシップの実績評価について「数の勝負ではない」と指摘している。企業が重視するのは、学生がどのような経験を積み、具体的に何を学んだかという質的な側面だという。
採用面接の場では、単に「複数のインターンを経験した」という事実よりも、各インターンシップで得た具体的なスキルや知見、そしてその経験から何を実践的に学んだのかが問われる傾向にある。カオ氏の指摘は、キャリア構築を急ぐ学生にとって重要な示唆を含んでいる。
数多くのインターン経験を並べるよりも、一つひとつの経験を深く掘り下げ、得られた学びを自分の言葉で整理し、その成果を明確に説明できる力が評価されやすいということだ。インターンシップを検討中の学生にとっては、量を追うだけでなく、各経験から最大限の学びを引き出す姿勢が求められていると言えるだろう。