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韓国、コロナワクチン約6600万回分を期限切れで廃棄 全体の約3割

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韓国で新型コロナウイルス感染症用ワクチンの大量廃棄が明らかになった。韓国疾病管理庁(KDCA)のデータによると、2020年のパンデミック開始以降に調達した約2億2964万回分のうち、28.8%にあたる約6620万回分が有効期限切れにより廃棄されたという。

このデータは、野党「国民力」のキム・ミエ議員が公開したKDCAの資料で判明した。韓国は感染拡大への備えとして2億回分を超えるワクチンを確保してきたが、結果としてその約3割が使用されないまま廃棄されたことになる。

大量廃棄の背景には、ワクチンの調達時期と実際の接種需要との間にずれが生じたことがあるとみられる。感染状況の変化に伴い接種希望者が減少したほか、保管期限内に国内での接種を完了できなかったことや、国際支援として他国へ供給する計画が想定どおりに進まなかったことも要因として指摘されている。

パンデミック初期においては、ワクチンの確保そのものが各国共通の最優先課題であり、需要予測が困難な状況下での大量調達にはやむを得ない側面もあった。一方で、今回の廃棄規模はワクチン調達戦略や在庫管理体制の検証を促すものといえる。

今後、公衆衛生上の資源をいかに効率的に活用するかが改めて課題となる。次のパンデミックに備え、調達量の適正化や国際的な供給連携の強化など、実効性のある対策の検討が求められる。