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香港で外国籍家政婦のテント生活が常態化――休日の居場所不足が浮き彫りに

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香港で外国籍家政婦のテント生活が常態化――休日の居場所不足が浮き彫りに

香港の太子(Prince Edward)やセントラル(Central)、将軍澳(Tseung Kwan O)など複数の地域で、バス停留所周辺にテントが立ち並ぶ光景がソーシャルメディア上で注目を集めている。当初は中国本土からの観光客が「五一労働節」の大型連休に合わせて野営しているのではないかとの憶測も広がったが、実態は大きく異なるものだった。

テントの多くは、休日に過ごす場所を確保できない外国籍の家政婦たちが利用しているものだという。香港では数万人規模のフィリピンやインドネシア出身の家政婦が働いており、雇用契約上、雇用主の自宅に住み込むことが一般的とされる。そのため、週に一度の休日には住居を離れる必要がある一方で、行き先の選択肢は極めて限られている。

カフェやショッピングモール、公園といった無料または低コストで過ごせる場所はすでに飽和状態にあり、結果としてテントを持参して路上で休日を過ごさざるを得ない状況が生まれている。こうした光景は以前から一部で知られていたものの、今回改めて画像が広く拡散されたことで、社会的な関心が高まった形だ。

香港の外国籍家政婦をめぐっては、最低賃金や住居環境、労働時間などの待遇面で以前から課題が指摘されてきた。今回のテント生活の常態化は、休日における居場所の確保という基本的な生活の質に関わる問題を改めて浮き彫りにしている。

労働者としての権利保障と、都市における公共空間のあり方について、今後どのような議論や対応が進むのか注視される。