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香港の高級住宅市場が回復傾向、本土中国の富裕層による需要が下支え

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香港の高級住宅市場に回復の兆しが見え始めている。本土中国の富裕層からの需要が増加し、長年にわたり物件を保有してきたオーナーが利益を確定できる局面を迎えつつある。

本土の大手不動産企業ニバース(Niverse)の会長・趙之駿(Zhao Zhijun)氏は、香港を代表する高級住宅地であるピークロード(Peak Road)の8〜12番地に位置する隣接2ユニットを、3億2,000万香港ドル(約4,080万米ドル)で売却した。香港の土地登記簿の記録によれば、16年前の購入価格と比較して約86%の利益を得た計算になる。

こうした大型取引は、本土の富裕層が香港の一流物件に対して依然として強い関心を持っていることを裏付けるものといえる。特に高級住宅地では、購入時から大幅な値上がりを経験している物件が多く、需要の回復は長期保有の投資家にとって好機となっている。

香港の不動産市場はここ数年、経済の先行き不透明感や規制環境の変化などにより慎重な見方が広がっていた。しかし、本土からの買い手が積極的に市場へ参入することで、取引の流動性が徐々に回復しつつある状況だ。

今回の動きは、香港の高級住宅市場が底堅さを維持していることを示すとともに、本土富裕層にとって香港の不動産が依然として魅力的な投資先であることを改めて印象づけるものとなった。