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香港・タイポー(大埔)地区のワンフクコート(Wang Fuk Court)で発生した大規模火災について、独立調査委員会による公開審理が18日目を迎えた。香港消防局(Fire Services Department)の職員らが連日証言台に立ち、当時の状況が徐々に明らかになりつつある。
審理のなかで特に注目されているのは、火災で殉職した消防士が携行していた呼吸装置に「極めてまれ」とされる損傷が確認された点である。呼吸装置は火災現場での隊員の安全を左右する最重要装備の一つであり、この損傷が事故の経緯とどのように関係するかが、原因究明の重要な手がかりになるとみられている。
公開審理ではこれまでに複数の消防局職員が証言を行い、前日だけでも同僚4名が審理員の前で供述した。証言の内容は、火災発生時の初期対応の判断、現場での安全管理体制、装備の整備・点検状況など多岐にわたっている。
独立委員会は、消防職員の現場判断と行動の妥当性、使用装備の適切性、建物の安全基準への適合状況など、複数の観点から事実関係の全容解明を進めている。今後の審理でさらに詳細が明らかになる見通しであり、最終的な報告書の内容が注目される。