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香港の公営住宅団地・王福苑(ワンフクコート)で発生した大規模火災の原因究明を目的とする独立調査委員会の聴聞会が続いている。4月16日に行われた第17日目の聴聞会では、香港消防局の職員4人が証言台に立った。
この火災は2024年11月26日、大規模改修工事の最中に発生した。168人が命を落とし、約5,000人の住民が避難を余儀なくされている。団地内の8棟中7棟が破壊され、香港で近年最悪規模の建物火災となった。
今回の聴聞会では、消防局側が「火災発生前の安全面に関する苦情対応は自局の責任範囲ではない」との立場を示したとみられる点が注目を集めている。火災に至るまでの過程で、建設業者や建物管理者に対する苦情・報告が複数寄せられていたことが明らかになっており、なぜ火災を防げなかったのか、どの機関が責任を負うべきかが調査の重要な焦点となっている。
独立調査委員会では、火災の直接的な原因にとどまらず、関係機関の間で情報共有や対応がどのように行われていたかについても検証を進めている。調査結果は、今後の火災予防体制や建築安全基準の見直しに向けた重要な知見となることが期待される。