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香港政府の経済貿易事務所(ETO)で要職を務めたリー・シャンユエン(Lee Sheung-yuen)氏が、英国の地方選挙に右翼政党Reform UK(改革党)の候補者として立候補していることが分かった。ロンドン西部イーリング評議会の議席獲得を目指している。
リー氏は2023年に香港政府を退職するまで、バンコク経済貿易事務所の初代所長を務め、ジャカルタ経済貿易事務所の所長も兼務していた。香港政府における観光産業政策や行政業務にも携わった経歴があるとされる。
今回の立候補は、近年の香港から英国への移民増加という大きな流れのなかで注目を集めている。2020年に香港国家安全維持法が施行されて以降、人権や報道の自由をめぐる懸念から英国へ移住する香港市民が急増しており、英国市民権取得者(BNOビザ利用者を含む)の政治参加も広がりつつある。
元香港政府高官が英国の政党から候補者として出馬するケースはまだ珍しく、香港系移民コミュニティと英国政治との関わり方を考えるうえで、一つの事例として関心が寄せられている。
Reform UKは移民政策の厳格化や減税などの保守的な政策を掲げる政党で、2024年の英国総選挙以降、地方選挙でも候補者の擁立を進めている。イーリング評議会でも複数の議席への挑戦を表明しているとみられる。