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フィリピンで若年層の自殺が増加 精神保健支援の拡充求める声高まる

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フィリピンにおいて、若年層の自殺が増加傾向にあり、深刻な社会問題となっている。とりわけ首都マニラでは状況が顕著であり、感情的な苦痛やソーシャルメディアをはじめとするデジタル媒体との関連が背景にあると指摘されている。

こうした危機的状況を受け、脆弱な立場にある若者への精神保健支援を大幅に拡充すべきだとする声が高まっている。カトリック信仰が深く根付いたフィリピンでは、精神衛生に関する議論がタブー視される傾向が長く続いてきた。しかし近年の自殺増加を契機に、より開かれた対話と実質的な支援体制の必要性が社会全体で認識されつつある。

ジャーナリストで精神衛生啓発団体「タラン・ダリサイ」(Talang Dalisay)の創設者であるメイシー・カスタネダ・リー氏は、2018年に16歳の高校生だった当時、幼少期のトラウマと向き合うなかで自殺を考えた経験があると語っている。同氏の体験は、多くの若者が直面する心理的課題と、適切な支援が不足している現実を映し出すものといえる。

フィリピン社会が精神衛生への理解を深め、相談窓口やカウンセリング体制といった支援の整備を進めることが、若年層の自殺危機に対処するうえで急務となっている。