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概要
マレーシア北部ケダー州で、妊娠中の妻に対する暴行の疑いで43歳の男性が逮捕された。現地メディアの報道によると、容疑者のロスマイニ・アブド・ラオフ氏は水曜日、アロール・スターのゲストハウスで警察に身柄を確保され、7日間の勾留が決定した。妻は暴力により流産に至ったとみられている。
過去にも暴力罪で有罪判決
今回の事件で注目されているのは、ロスマイニ氏が過去に別の妻への暴力罪で懲役10年の判決を受けていたという点である。同氏はこの判決に対し控訴中で、保釈された状態にあった。報道によれば、同氏にはこれまでに9回の結婚歴があり、複数の婚姻関係において暴力が繰り返されていたとされる。
加害者追跡の仕組みに課題
こうした経緯にもかかわらず、一連の暴力行為が当局の監視をすり抜けていた形となった。マレーシアでは近年、家庭内暴力の報告件数が増加傾向にあるとされており、繰り返し加害行為に及ぶ人物の行動を追跡・管理する制度の整備が十分でないとの指摘がある。
今回の事件は、保釈中や控訴中の加害者に対する監視体制、および複数の婚姻・離婚にまたがる暴力歴を横断的に把握する仕組みの不備を改めて浮き彫りにした。警察は引き続き捜査を進めるとしており、制度面での見直しを求める声も上がっている。